小さい頃
【汚い大人になんかなりたくない】
そんなこと思ったのはボクだけではないはず。成長途中では多くの子供たちが通ると思われる道。
大人はずるい。そんなことを知り考える。
きっかけは人による。自分の親だったりガッコの先生だったり。近所のおっちゃんだったり店のばあちゃんだったり。
些細なことの積み重ねが【汚い大人になんかなりたくない】感情を生んだ。
知らぬ間に大人になり周りに流され、環境に流され、子供の頃に思っていたことも夢に描いてたことも打ち砕かれる。
強い意志の人ならば貫き通せるのだろうけど自然と周りに染まっていくのが多くの人たち。
社会に出たら出世や昇給に惑わされ、悪いことも悪いと言えない。見なかったことにする、目をつぶることにする、そんなことに慣れて子供の頃に考えてた【汚い大人になんかなりたくない】は頭の隅に押しやられる。
それでも完全に忘れたり無くしたりしてるわけでないのでたま~にその考えがひょこっと顔を出す。
実はボクが辞めた会社を嫌いになった(やる気をなくした)理由の1つにそれがある。
上司の悪事を噂に聞き『本当だったら許せない』と変な正義感が出ちゃった。単なる噂で済めばよかったのだが彼はボクが従順に従うと思ったのだろう、ある日、目の前で完全に証拠と言えることを見せられた。
なぜかその時は天秤にかけることもなく、すぐに「いけない事」と指摘してしまった。そしてそれをもっと上に報告した。
それによって自分が出世できるとか邪悪な気持ちはない、ただ単に『悪いことが許せないから』それだけのこと。
当然会社は悪事を働いた上司を処分すると思ってた。ところが結果なにもなし。むしろその後の報復を受けたのはボクのほう。それから昇進どころか昇給さえなくなった。
原因はそれだけじゃないけどやる気はなくなり日々の生活費のためだけに会社に向かうようになったわけです。
コロナの影響で過去のドラマをやっている。
「ノーサイドゲーム」を見て感動している自分がいた。『ドラマに感動してどうする!もっとボクはドライなはずだ!』そう言い聞かせるのだが感動してしまった。
スポ魂なんて古い。だけどやっぱりいい。たまに見るとたまらなくいい。
真っ直ぐに生きていきたいと思っていたことなどいつの間にか忘れてしまっていた。
汚い大人になんかなりたくないと思っていたことは現実によって打ち砕かれていた。
それでも人間は根っから腐るわけではないらしい。あまりよくない環境や余裕のない心がそんな感じにさせてるだけ。
今後はもっと会社や世の中が窮屈になり、今以上に自分のことしか考えられない人間ばかりになって心が荒んでいく。
会社員として働く時代は終わりだね。AIに取って代わられるなんて言われてるけどそんなことなくても自分から辞める時代だ。お先真っ暗。入った会社に一生勤めるなんてのはとっくに崩壊してるしね。




